ゆるぽた時々アイアンマン

ロードバイク歴7年。トライアスロン歴4年。mizuのブログです。

IRONMAN New Zealand 2023 レースレポート

IRONMAN New Zealand 2023

はじめましての方ははじめまして。

インスタグラムを見てくださっている方はいつもありがとうございます。

ゆるぽたとアイアンマンが大好きなレジャートライアスリートmizuです。

202334日にニュージーランド・タウポで行われたアイアンマンレースに参加してきました。自身4度目のロングトライアスロン3度目のIRONAMNでした。

 

近年の世界情勢で海外に行くのは20201月ぶり。IRONMAN含むロングトライアスロン201912月ぶり。久しぶりの海外・ロングトライアスロンはとってもドキドキでしたが、12時間4752秒で完走(PB更新)IRONMANの世界選手権、通称「KONA」の出場権も獲得しました!

記録

SWIM(3.8k) 1:36:46Avg 2:30/100m

BIKE(180k)  6:17:31Avg 28.67km/h

RUN(42.2k) 4:35:26Avg 6:32/km

T1 11:33 

T2 8:39 

TOTAL 12:47:52

 

IRONMAN New Zealand

IRONMANとはswim:3.8kmbike:180kmrun:42.2km 226kmトライアスロンです。(制限時間は1617時間の大会が多い)世界各地で開催されているブランドレースで、世界的にはメジャーな大会ですが、日本での認知度はまだまだ低く、私もトライアスロンを始めてからIRONMANを知りました。現在、日本ではIRONMANの開催はなく(70.3という半分の距離のレースはあります)IRONMANの称号を得るためには海外のレースに参加しなければなりません。

今回数ある大会の中からNZの大会を選んだ理由は、日本から近い、日本人が多い、開催時期が早いからです。202212月のバッセルトンに出るつもりがまさかのエントリー漏れしてしまい、2023年一番早いレースを選びました。毎年学生のトライアスロン部の卒業旅行として人気の大会らしく、今回も学生さんの団体が何組かいらっしゃいました◎
今回エントリーしてから知った情報ですが、今年のオセアニアはコナスロット(世界選手権出場枠)が多いらしく、世界選手権を獲りやすい大会だったようです。この情報は正確ではないので、世界選手権を確実に獲りたい方はよく調べてみてください。

 

レースコンディション

天候:晴れ

気温:最低14℃ 最高24℃
水温:18℃

 

レースレポート

スイム


タウポ湖の湖畔をぐるっと一周するコース。申告タイム順に整列し、スタートの
5

10分前ほどから入水し一斉スタートするフローティングスタート。この形式の大会は初めてで不安でしたが、ZONEは最終列だったので入水はスタート2分前、足のつく位置からスタートできたので恐怖心は皆無でした。タウポ湖は例年水温が冷たいらしく低体温症の心配があったので、スタート前の試泳はあえてせず(前日にスタート時間に試泳して水温を確かめておきました)。今年は例年より水温が高めで18℃くらいあったそうで、冷たさはほとんど気にならなかったです。念のためスタート前にホットジェルを塗っておいたのも効果があったのかも。また今回、1周回のコースも初めてで、直線がとっても長いコースだったので、この直線はいつまで続くんだろうもしかしてコース間違えてる?など、泳いでいて不思議な感覚になりました。とはいえずっと冷静にのんびり泳げていたので疲労感なくスイムアップ。とっても遅いですがそれでもちゃっかりPB更新できました◎

T1

前回のバッセルトンではスイムアップ後低体温症気味になり、力が入らず自力でウェットが脱げなかったけれど、今回は全く問題なくスムーズに脱げました。今回は低体温症対策としてウェットの下にトライスーツは着なかったので、T1で大掛かりなお着替えタイム。体が濡れてて時間がかかるかな?と思ったけどそんなこともなく、スムーズに着替えられました。トイレに寄ってバイクパートへ!

 

バイク


タウポ湖から隣街まで片道約
45km、主に国道沿いを2往復するコース。獲得標高は約1000m程。牧場のすぐ横を通るので牛や羊、馬などがいて景色もとても良かったです。タウポのアスファルトはガタガタで、体への振動が辛くパンクもしいやすいと聞いていましたが、私はほとんど気にならなかったです。1周目の往路は追い風で下り基調である程度スピードに乗せやすかったのですが、先にスタートした70.3の人々と早々にすれ違った際にバイクペースや顔を見て、復路がとてもキツそうでした。復路は平均速度落ちそうだなと思ったので、往路でなるべく稼ぐ作戦にしました。往路終了時はAvg33km/hで好調だったけど復路に入った途端大幅失速。体感では30kmほど、実際は10kmほどの区間で向かい風に加えじんわり登るコース。パワーは維持できているのに全くスピードに乗れず大苦戦。事前に色々な人から情報収集しましたが、バイクコースがしんどいなんて誰からも聞いてなかったので、想定外のキツでメンタルもやられて、バイクが一番好きな私が1周目終わった時点ですでにバイクから降りたいと思うほどでした(苦笑)前日に車で試走した時も気づかないほど緩やかな登りだったので、今後出る方は要注意!2周目も往路で稼ぎたかったけどなかなかスピードに乗らず、復路は1周目より向かい風もマシになっていたけどどちらも1周目より失速。今までで一番キツいバイクパートでした()余談ですが、バイクピックの時に前輪がパンクしていたので、もしかしたら2周目からスローパンクしていたのかも、と思い込みたい()

T2

ようやくバイクを降りられて走れることが嬉しくてウキウキ。トライスーツだったので着替えはなく、靴下も履き替えようか迷ったけど面倒だったのでバイクの靴下のまま。顔と腕だけ日焼け止めを塗り直して、トイレにも寄ってランパートへ!(今回のトイレはT1T2での2回のみで済見ました◎)

 

ラン


タウポ湖の湖畔沿いを
4周回するコース。獲得標高が300mほどと少し上りが多めのコース。年始に100km 1500m↑屋久ウルトラマラソンを走っていたので、ランに不安要素は全くなくスタートできました。ただ、ウルトラマラソンの代償で足の裏の痛みが出ていて練習では1月以降1度も10km以上走っていなかったので前半はなるべく抑えて走りました。1箇所だけ少しキツめの上りがあって、2周目だけ歩いてしまいましだが、それ以外はエイド以外は止まらず走れました◎1周目にKONAアスリートでイベント等でご一緒させていただいたことのある久保埜さんと一緒になり、ほんの一瞬並走できた時に少しお話しできてとてもパワーもらいました。この時久保埜さんはラストラップ。本当に異次元の速さです。そのあとは今回一緒に参加しているひらめちゃんとほぼ毎周回すれ違えてパワーもらえました◎初アイアンマンで10時間台、本当に強い3周目あたりからはすでにレースを終えた久保埜さんやひらめちゃんが沿道で応援してくれてまたまたパワーもらいました◎IRONMANは地元の人たちにとっても一大イベントで、朝から晩まで応援してくれています。これが本当にIRONMANのいいところ。途中ビールバーの横も通るコースだったのですが、たまたま居合わせたであろう観光客の方々もゼッケンに書いてある名前を呼んで応援してくれます◎ランコースは声援が絶えないので本当に楽しかったです。実は今回密かに13時間切りをしたかったので、3周目終わった時に久保埜さんに時間を教えてもらいました。ついでにエイジ順位も教えてくれました()13時間切りがほぼ確実なことも分かり最後の1周は少しだけペースを上げて、ゴール!今回は1度も泣きませんでした()「あ〜もう終わっちゃった・・・」と思えるほど楽しい13時間でした◎
スペシャルニーズ(レース中に自分の荷物を受け取れるサービス)でカッパ・ボルタレンスプレー・痛み止め・固形物の補給を預けましたが出番なし。当日雨予報で夕方以降は気温がグンと下がるので心配な人は利用をオススメします。日没以降はランコースも暗めなのでベッドライトもあると良いかも◎

補給

レース3日前にニュージーランド入りしてから、ほとんど外食はせず、日本から持ってきたオートミールを主食に生活(お米があまり好きではないのと、電子調理器がなくパスタを茹でられなかったので)。前日朝9時頃にカフェで60$のフードチケットを使い切るために食べ過ぎたせいか前日夜も当日朝もお腹が空かず、いつもはレース前にもっと食べるのでちょっと心配になるくらい食べられなかったけれど、途中でエネルギー切れすることはなかったです()

 

レース前日

09.00am パンケーキ・サラダ(かぼちゃ)・スープ
03.00pm
クッキー

06.00pm オートミール茶漬け*2 パン*2

 

当日

05.00am オートミール茶漬け クッキー

レース直前用におにぎりを用意したけれど
お腹が空いていなかったので食べず。

 

バイク

記憶の限り食べた順、お腹が空いていない時も1時間毎目処に補給。

黒糖わらびもち

もち麦バー

黒糖わらびもち

アミノバイタルゴールド

紫芋羊羹

ナッツ

モルテン

エネもち

アミノバイタルジェル

黒糖わらびもち

都度:塩熱サプリ(大体1袋食べ切る)

水分:OS1 1、水 1.5

 

ラン

ランで補給するのが苦手なのでバイクの後半で少し多めに食べておく。

エイド毎にコーラorレッドブル×
10km
毎 塩熱サプリ*2

20km地点 アミノバイタルジェル

 

練習

今回IRONAMN想定の練習はレース1ヶ月半前からの1月下旬からしました。いつもは4ヶ月前くらいから練習していたのですが、1月にウルトラマラソンがあった関係で急ピッチな準備期間でした。11月あたりからバイクの練習時間が激減していたので、バイクの練習を中心に、ランは気が向いた時に。スイムも今回は完泳できればよかったので、1/27からスタート。2月に沖縄でオープンウォーターとウエット練習を2回。私は全くタイムを求めないレジャートライアスリートですが、それでも最低限の練習はしないと怪我・事故に繋がるので、私の練習もあえて書いています。完走目標で参加する方はぜひ参考にしてください。(強度:低高◎)

1/16 B:205k R:10k △

1/23 S:3k B:180k R:15k ○

1/30 S:6k B:180k R:20k ○

2/6 S:6k B:165k R:35k

2/13 S:4k B:340k R:42k

2/20 S:2k B:230k R:20k △

2/27 S:0.5k R:5k

 

ギア


スイム:スポブラと水着
(ボトムス)の上にウエットスーツ

バイク:トライスーツ・ヘアバンド・ロード用ソックス・ロード用シューズ

ラン:トライスーツ・キャップ・ソックス・シューズ(靴紐)


スポブラ チャンピオンシステム

ウエットスーツ HUUB

トライスーツ サンボルト(ご提供品)

バイクシューズ SHIMANO RC9 3世代(ご提供品)

ヘルメット LAZER Z1(ご提供品)

バイク用サングラス OAKLY SUTRO

ソックス RxL

キャップ IRONAMN

ランシューズ MIZUNO WAVE RIDER 26

ラン用サングラス ekoi

スマートウォッチ GARMIN(ご提供品)